子どもと本最新刊

子ども文庫の会からのお知らせ

2024.10.31

@「子どもと本」第179号を発行しました。
巻頭は、『おやすみなさいおつきさま』と『かいじゅうたちのいるところ』を子どもたちに読んだときに起きたことを書いてくださった、すてきなお手紙を載せました。それに続けて、マーガレット・ワイズ・ブラウンについてを付け足しました。
現在、世田谷美術館で開催されている「生誕130年記念北川民次展――メキシコから日本へ」がとてもよかったので、北川民次についても別項で書きました。

A「子どもと本」は次号の第180号から値上げします。税込700円(本体637円)とします。送料は変わりませんので、1冊ずつ送っている読者の方の年間購読料は、(誌代700円+送料122円)×4回で、3,288円になります。よろしくお願いします。


2024.10.3

@2024年11月30日(土)と12月1日(日)の2日間に、不定期セミナーを行います。
内容は、
11月30日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、絵本
12月  1日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第21回

参加費:午前午後を通してご参加の場合――5,000円
    (午前か午後のみのご参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご遠慮なく何でもお問い合わせくださいますように。

A来年1月からの初級セミナーの日程を決めました。


2024.7.28

@「子どもと本」第178号を発行しました。
巻頭は、ドリトル先生の著者ヒュー・ロフティングについて、そして、生きていると感じられるドリトル先生について、編集者ヘレン・ディーン・フィッシュが書いた文章を載せました。巻末には、小児病棟で保育をしてらっしゃる宮脇さんの、絵本を読むことを通して子どもたちが見せてくれた成長する力についての文章と、小学校で子どもたちに楽しい本を手渡す努力を続けてらっしゃる学校司書の野田さんの文章を載せました。

A2024年8月24日(土)25日(日)の2日間に、不定期セミナーを行います。
内容は、
24日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、絵本
25日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第20回

参加費:午前午後を通してご参加の場合――5,000円
    (午前か午後のみのご参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご遠慮なくお問い合わせくださいませ。お電話でも構いません。


2024.4.30

2024年5月25日(土)26日(日)の2日間に、不定期セミナーを行います。
内容は、
25日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、絵本
26日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第19回

参加費:午前午後を通してご参加の場合――5,000円
    (午前か午後のみのご参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご遠慮なく何でもお問い合わせくださいますように。


2024.4.26

「子どもと本」第177号を発行しました。
巻頭は、ビアトリクス・ポターを訪ねたエリザベス・H・スティーヴンスのエッセイ。質実剛健な農場経営者とユーモアを楽しむ作家の繊細さを合わせ持つポターを見て、初めはティギーおばさんとそっくりと感じ、1日ともに過ごしてますます魅力的に変わっていく。
巻末には、あざみ野で続けている「絵本を楽しむ会」に参加してくださっている方々のご感想を載せました。


2024.2.1

@2024年2月24日(土)25日(日)の2日間に、不定期セミナーを行います。
内容は、
24日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、絵本
25日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第18回

参加費:午前午後を通してご参加の場合――5,000円
    (午前か午後のみのご参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
お気軽にお問い合わせくださいますように。

A4月から始める初級セミナーの日程が決まりました。


2024.1.31

「子どもと本」第176号を発行しました。
巻頭は、前号につづいての「ロバート・マックロスキーA」。”絵本を楽しむ会“で皆さんと読んだ『サリーのこけももつみ』『海べのあさ』『すばらしいとき』の”メイン・ブックス“3連作、『沖釣り漁師のバート・ダウじいさん』について。”メイン・ブックス“は、続けて読むことによって気づくことが多くありました。


2023.10.27

「子どもと本」第175号を発行しました。
巻頭は、「ロバート・マックロスキー@」。W絵本を楽しむ会Wで読み始めたロバート・マックロスキーについて。第1回目は、故郷の町と子どものときの自分をモデルにした『ハーモニカのめいじんレンティル』と『ゆかいなホーマーくん』、第2回目は、2年間カモたちをスケッチした『かもさん おとおり』を読みました。合わせて、本誌第48号に掲載した、1942年のコルデコット賞受賞スピーチを再録しました。


2023.10.1

2023年11月25日(土)26日(日)の2日間に、不定期セミナーを行います。
内容は、
25日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、絵本
26日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第17回

参加費:午前午後を通してご参加の場合――5,000円
    (午前か午後のみのご参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
どんなことでもご遠慮なくお問い合わせください。


2023.7.28

その1「子どもと本」第174号を発行しました。
巻頭は、「エドワード・アーディゾーニA」。アーディゾーニが従軍画家だったときの日記「Edward Ardizzone Diary of a War Artist」という本を中心に、人びとの生活の中の物語を、アーディゾーニがどう切り取っていくかに触れました。

その2:多くの方々のご協力を得て、子ども文庫の会は、6月2日から「一般財団法人子ども文庫の会」となりました。創立者・山本まつよの遺したものを引き継いで、この仕事を続けていくためです。ですから、活動の内容は全く変わりません。進歩しなければとは思いますが。もっともっと子どもの本の楽しさをお伝えできたらと思っています。
 郵便局からお振り込みいただく際の口座番号は、変更ありません。振込用紙を使ってお振り込みくださる場合、加入者名は、「一般財団法人 子ども文庫の会」 「子ども文庫の会」のどちらでも大丈夫です。
 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


2023.7.5

6月13日〜22日の間に、ホームページからご注文をしてくださった方々へ。
自動返信は届いていると思いますが、こちらに注文内容が届いていませんでした。
たいへん申し訳ありませんでした。
今は全く問題ありませんので、この間にご注文くださった方は、お手数をおかけしますが、もう一度ご注文くださいますでしょうか。お電話でもかまいません。
何卒よろしくお願いします。


2023.5.31

9月から始める初級セミナーの日程が決まりました。
いままでは5回でしたが、9月から、「詩」の回を増やして全部で6回にします。


2023.4.28

「子どもと本」第173号を発行しました。
巻頭は、2月から3月にかけて、あるグループの方々と読んだアーディゾーニの本について。セミナーでのことと、それにつけ加えたいことを書きました。中に載せたアーディゾーニの絵はこちらへ。


2023.1.31

2023年2月25日(土)26日(日)の2日間、不定期セミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:00です。
内容は、
25日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、科学の絵本
26日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第14回

参加費:午前午後を通してご参加の場合――5,000円
    (午前か午後のどちらかだけのご参加の場合は――3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

◎「子どもと本」第172号巻末には、「次回の初級セミナーは4月から始めます」と書きましたが、
5月の初めからに変更します。
2023年5月スタートの初級セミナーの日程はこちら。


2023.1.27

「子どもと本」第172号を発行しました。
巻頭は、エリナー・ファージョンのエッセイ「子どもの"ため"に書くということ」です。いかにもファージョンらしくないタイトルですが、子どもの本の"書き方"など存在しないということを伝えています。そのあとに、最近セミナーで読んでいる『ムギと王さま』のことについて少し書き添えました。


2023.3.15

2022年11月26日(土)27日(日)の2日間、不定期セミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:00です。
内容は、
26日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、科学の絵本
27日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第13回

参加費:午前午後を通してご参加の場合――5,000円
    (午前か午後のどちらかだけのご参加の場合は――3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。


2022.10.28

「子どもと本」第171号を発行しました。
巻頭は、9月、10月の“絵本を楽しむ会”で読んだレオ・ポリティについて。レオ・ポリティ自身の、1950年に『ツバメの歌』で得たコルデコット賞受賞スピーチと、その際に、司書で書評家であるローズマリ・リヴシーがレオ・ポリティの魅力を語った文章に、レオ・ポリティの伝記を読んで興味深かったことを少しつけ足しました。


2022.11.1

2022年11月26日(土)27日(日)の2日間、不定期セミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:00です。
内容は、
26日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、科学の絵本
27日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第13回

参加費:午前午後を通してご参加の場合――5,000円
    (午前か午後のどちらかだけのご参加の場合は――3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。


2022.10.28

「子どもと本」第171号を発行しました。
巻頭は、9月、10月の“絵本を楽しむ会”で読んだレオ・ポリティについて。レオ・ポリティ自身の、1950年に『ツバメの歌』で得たコルデコット賞受賞スピーチと、その際に、司書で書評家であるローズマリ・リヴシーがレオ・ポリティの魅力を語った文章に、レオ・ポリティの伝記を読んで興味深かったことを少しつけ足しました。


2022.7.31

2022年8月27日(土)28日(日)の2日間、不定期セミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:00です。
内容は、
27日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、絵本
28日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第12回

参加費:午前午後を通してご参加の場合、5,000円
    (午前か午後のどちらかだけのご参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。


2022.7.29

「子どもと本」第170号を発行しました。
巻頭は、アイリーン・H・コルウェル氏による「ローズマリ・サトクリフ 光をもたらす人」。『ともしびをかかげて』出版直後の1960年6月号の「ホーンブック・マガジン」に掲載された記事ですが、最初の11冊を書く間にサトクリフがいかに進化していったかに驚いています。それに全く同感なので、この文章の後に、わたくしどもが最近おこなった、『ともしびをかかげて』を読むセミナーで感じたことを付けくわえました。


2022.5.30



山本まつよが長年、日本に紹介していたフィリピンの手の仕事のものの中で、
年代が古くとても貴重な布の一部を展示する運びとなりました。
50年以上前の布ばかりで、現在では織り手がいない布もあり、織り手がいて
も形が変わってしまっているものも多いようです。無料。
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日時:6月3日(金)〜14日(火)
   月曜日〜土曜日 10:00〜21:00
   日曜日     10:00〜18:00
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場所:西武池袋本店 別館8階 池袋コミュニティカレッジ・ロビー
   電話:03-5949-5488(直通)

合わせて
◆11日(土)12:00〜18:00
 12日(日)11:00〜16:30
は、フィリピンの現代の手織り布を使って、くるみボタン
ブローチを作るワークショップもあります。
予約は不要ですが、所要時間は約1時間、参加費800円で、
材料がなくなり次第終了となります。

◆11日(土)13:00〜14:30
早稲田大学の堀芳枝教授による「フィリピン女性のしごと いまとむかし」というトークショー。
(以下は、今回、バッグ販売をなさるkibiru-ACTIONのホームページから)
堀教授は、フィリピン地域研究やジェンダー、国際関係論が専門で、さまざまな研究データをもとに「いま」と「むかし」の女性の働き方を紹介します。
多民族国家のフィリピンには、多様な生活文化に根差した特色ある伝統織物があります。かつては、多くの女性が家族のために時間をかけて手織りをしていました。現在では、職人の高齢化もすすんで織り手が減り、昔のような緻密で手の込んだ織物を目にする機会は減っています。
これは、フィリピンに限らず、日本を含む、多くの国で見られることです。変わりゆくフィリピンの経済や女性たちの仕事を通して、私たちの暮らしや、現代社会の在り方についても一緒に考えてみませんか。
女性が元気になる、堀教授の特別講座。布好きな方や織物に携わる方、海外の文化に興味がある方など、たくさんの方に楽しんでいただける内容です。

予約制(先着30名)、参加費=1,800円(税込)
この部屋に、ロビーで展示しているものとは別の布を展示します。
トークショー終了後は、手にとってご覧いただけます。

◆10日(金)〜14日(火)12:00〜18:00 以下の販売があります。
kibiru-ACTION
世界各地の民族布や伝統布を組み合わせた色彩豊かなハンドメイドバッグ
chibikuro
ビーズやガラス、天然石をあわせて色や形で遊ぶアクセサリー
ナヨン
ナヨンとはタガログで「村」という意味で、山本がフィリピンの手の仕事を紹介
していた屋号です。
山本が仕入れたものの中から、プレイスマット、ネックレスなどを少し販売しま
す。

詳しくは、今回の展示にこぎ着けるまで尽力してくださったkibiru-ACTIONさん
のホームページをご覧ください。
https://kibiru-action.net/ikebukurocc/


2022.5.4

2022年5月28日(土)29日(日)の2日間、不定期セミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:00です。
内容は、
28日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、絵本
29日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第11回

参加費:午前午後を通してご参加の場合、5,000円
    (午前か午後のどちらかだけのご参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。


2022.4.28

「子どもと本」第169号を発行しました。
巻頭は、小児科病棟で保育をしてらっしゃる宮脇さんの文章です。病気の上に、コロナ禍でお母さんの面会もなく、絶望している3歳の女の子が、『まよなかのだいどころ』などで、いまの目の前の現実だけでなく、想像する世界を取り戻して、気力を取り戻していく様子が生き生きと描かれています。まさに生きる力を授ける絵本の体験談です。
また、小誌第36号から「楽しみの場としての図書室を」を、第69号からは「本と出会い人と出会う」と題を変えて連載してくださった外海賢雄さんが、山本の思い出を書いてくださいました。
他に、前号発行以降にお寄せくださいました追悼文を2文載せました。


2022.1.29

「子どもと本」第168号を発行しました。
今号は、昨年11月27日に生涯を閉じた、子ども文庫の会元代表の山本まつよへの追悼号です。
情熱を傾けた、その50年余りの道のりで出会った方々にお願いして、書いていただきました。山本の足跡が浮かんでくれば、と願っています。


2021.12.28

2022年2月26日(土)27日(日)の2日間、不定期セミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:00です。
内容は、
26日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、詩の絵本第2回
27日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第10回

参加費:午前午後を通してご参加の場合、5,000円
    (午前か午後のどちらかだけのご参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

皆さま、どうぞよいお年をお迎えください!


2021.11.29

11月27日に、子ども文庫の会を創り育てあげた、山本まつよが安らかに他界いたしました。
98歳でした。
葬儀は、
日時 12月2日(木) 午前11時〜12時30分
式場 日本基督教団 霊南坂教会(港区赤坂1-14-3)
https://reinanzaka.jp/access/
となります。


2021.10.29

「子どもと本」第167号を発行しました。
巻頭は、ビアトリクス・ポターの伝記を書き終えたマーガレット・レインの小文。伝記を申し込んで剣突をくわされ、没後は、遺された夫君との気まずいやりとりなどなど。ポターの人気は一向に衰えないので、その後、ポターについての本がいろいろな形で生まれているが、その先駆といえると思います。
今号も「学校で子どもと本を読む」欄に、学校図書館で工夫をしてらっしゃる司書お二方が投稿してくださっています。


2021.10.25

2021年11月27日(土)28日(日)の2日間、不定期セミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:00です。
内容は、
27日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、詩の絵本
28日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第10回

参加費:午前午後を通してご参加の場合、5,000円
    (午前か午後のどちらかだけのご参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。


2021.7.30

「子どもと本」第166号を発行しました。
巻頭は、フィリパ・ピアスが、『まぼろしの小さい犬』ができていく様子を語っています。英国BBC放送のラジオ番組で語ったもの。
今号も、『学校で子どもと本を読む』欄にお二人がお手紙を寄せてくださいました。この欄が、学校で子どもに本を読んでらっしゃるお母さん方、学校司書の方々の意見交換の場になれば、と願っています。


2021.7.24

2021年8月28日(土)29日(日)の2日間、不定期セミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:00です。
内容は、
28日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、アーディゾーニの絵本 第6回
29日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第9回

参加費:午前午後を通してご参加の場合、5,000円
    (午前か午後のどちらかだけのご参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。


2021.4.30

「子どもと本」第165号を発行しました。
巻頭は、小学校で子どもたちに本を読んだお二人の記録です。学校で本を読むことがむずかしかった前年度(2020年4月から2021年3月)でしたが、8月半ばから3月半ばまで、毎日、小学校で読むことができた武笠さんのグループの記録と、前号にも書いてくださった高野さんが3月半ばに『エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする』を小学校で読んだことなど。


2021.5.1

2021年5月29日(土)30日(日)の2日間、不定期セミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:00です。
内容は、
29日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、アーディゾーニの絵本 第5回
30日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第8回

参加費:午前午後を通してご参加の場合、5,000円
    (午前か午後のどちらかだけのご参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。


2021.4.30

「子どもと本」第165号を発行しました。
巻頭は、小学校で子どもたちに本を読んだお二人の記録です。学校で本を読むことがむずかしかった前年度(2020年4月から2021年3月)でしたが、8月半ばから3月半ばまで、毎日、小学校で読むことができた武笠さんのグループの記録と、前号にも書いてくださった高野さんが3月半ばに『エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする』を小学校で読んだことなど。


2021.1.30

2021年2月27日(土)28日(日)の2日間、不定期セミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:00です。
内容は、
27日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、アーディゾーニの絵本 第4回
28日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第7回

参加費:午前午後を通してご参加の場合、5,000円
    (午前か午後のどちらかだけのご参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。


2021.1.29

「子どもと本」第164号を発行しました。
巻頭は、わたくしどもの仲間で複数のセミナーに参加している高野さんによる「学校で子どもと本を読む」。自宅で文庫をして21年、学校で本を読むことを始めて20年が経った高野さんですが、昨年、思いもよらぬ理由で、小学校で本が読めなくなりました。それでもあきらめずに、子どもたちに本を届ける方法を模索した日々の一部始終と、子どもたちが寄せてくれた絵本の感想を載せました。「学校で子どもと本を読む」のもうお一方は、福岡の学校司書の宮本さん(前号にも書いてくださった柳さんです)。子どもたちと詩の本を楽しんだ様子が生き生きと書かれていて、こちらは巻末に載せました。


2020.12.23

★1960年代中頃から、家庭文庫の普及と、その元となる、すぐれた本とはどういうものかを知るためのセミナー活動を続けてきた山本まつよは、高齢のため、本年12月31日で代表を退きます。
1月1日からは、青木祥子が代表となります。30年以上にわたって、ともに活動してきた者ですが、すぐれた本の基準に対する考え方を引き継いでいければ、と思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

★長年つづいた『日本文藝の詩学』をようやく読み終えました。1月からは、うって変わって、アイザック・B・シンガーの本を読んでいくことになりました。『やぎと少年』などの子どもに向けた本ばかりでなく、大人に向けた本も合わせて年代順に読んでいくつもりです。品切れの本も少なくないので、手に入りやすい本を中心に読んでいきます。新しいご参加は大歓迎です。


2020.10.30

「子どもと本」第163号を発行しました。
巻頭は、前号のつづきで、アーサー・ランサムについての文章です。著者シェリー氏が、この類のない「ツバメ号とアマゾン号」シリーズにどれほど魅了されているかが伝わってくる文章だと思います。「ツバメ号とアマゾン号」の初版にはさし絵がついていなかった・・・。
 今号にも、学校司書の方からお寄せいただいた文章を載せています。


2020.10.5

2020年11月21日(土)22日(日)の2日間、不定期セミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:00です。
内容は、
21日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、アーディゾーニの絵本 第3回
22日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第6回

参加費:午前午後を通してご参加の場合、5,000円
    (午前か午後のどちらかだけのご参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。


2020.8.1

2020年8月22日(土)23日(日)の2日間、不定期セミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:00です。
内容は、
22日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、アーディゾーニの絵本 第2回
23日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:00を通して、北欧神話 第5回

参加費:午前午後を通してご参加の場合、5,000円
    (午前か午後のどちらかだけのご参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
★こんな状況下ですので、直前に中止にする場合もあり得ることをご了承ください。


2020.7.31

「子どもと本」第162号を発行しました。
表紙にも書きましたが、夏休みが短くなっただけでなく、さまざまな形で不自由なので、子どもたちにとって今年の夏休みは、いつもとはずいぶんちがうものになるでしょう。せめて、夏休みの本といえばこの人、といえるアーサー・ランサムの「ツバメ号とアマゾン号」シリーズに親しんでもらえればと思い、まわりの大人の方に関心をもっていただくために、ランサムについての小論を巻頭に載せました。
こんな時こそ、色褪せることのない楽しみを心に刻んでくれる本に触れてほしいですね。


2020.6.9

〜『子どもと本』の読者の方々からE〜

6月1日から分散登校が始まり、子どもたちが小学校に戻って来ました。 学校図書館は再開のためのガイドラインがまだ教育委員会から下りてきていないため、引き続き閉館中です。そのため、オリエンテーションと読み聞かせを司書が各教室に出向いて行うことになりました。

先週は、1年生に「くんちゃんのはじめてのがっこう」「ねずみのいえさがし」を、3年生に「ランパンパン」を読みました「ランパンパン」はもう既に読んで知っている子もたくさんいるのに、みんなすごく集中して楽しんで聞いてくれました。改めて、子どもたちはこのお話が大好きなんだな、と感じることができました。

これから先の子どもたちの学校生活がどうなるのか、まだまだ手探り状態ですが、とにかく時間と場所を見つけて子どもたちに楽しい本を読んでいきたい、と思っています。(野田ひかる・学校司書)


2020.5.20

〜『子どもと本』の読者の方々からD〜

休校期間中も、わたしが勤務している小学校では何人か(20数名の日もあれば、1人の日 もありました)の子どもたちを預かっていました。主に決められた空き教室で学習をして 過ごしていましたが、3月中は、図書室の本を自由に読んでもいい時間もありました。子 どもたちが自分で読むのに少し飽きてきたかなと思う頃、わたしが「何か読もうか? 2 冊くらい読めると思うので、この中から選んで」と、おすすめの絵本の中から数人に選ん でもらって、『ランパンパン』『シナの五にんきょうだい』などを読みました。絵本を読 み終わっても、ランパンパン、ランパンパン、ランパンパンパンパン……と口ずさむ子も いて、こんな時だけどこちらまで楽しくなりました。

しかし、濃厚接触を避けなければならなかったので、子どもたちに絵本を読めたのはたっ た数日のわずかな時間でした。4月になると感染防止策も強化され、子どもたちが自由に 図書室に出入りするのは禁止されました。その代わり、ブックトラックに本を積んで、子 どもたちが過ごしている教室の前に置いて利用できるようにしました。絵本や物語の本の ほかに、図鑑や、植物・動物の写真の本、折紙の本なども積んで幅広く楽しめるようにし ました。

そして、5月中旬の現在、引き続き休校のため図書室も閉まったままです。6月になったら 学校が再会されるのか、子どもたちは分散登校なのか、遅れた分の学習を取り戻すために 忙しくなって図書の時間はなくなるのか、安全に図書室を利用してもらうにはどうすれば いいのか、わからないことだらけです。不安なことも多いですが、いつもその時にできる ことを、できるだけ楽しくやっていこうと思っています。

このホームページに学校司書の柳さんという方の文章が載っていましたね。読者の方の中 に学校司書の方がいらして嬉しいです。体育館で読むのは大変だろうなーと思いました。 柳さんのように、私もまた預かってる子たちに読みたいなと思っていましたら、昨日読め ました! 教室に1年生の女子2名がいて、勉強にも飽きていたようでしたので、絵本を数 冊持って行って、その中から2人が選んだ『ねずみのいえさがし』『ねずみのともだちさ がし』『いたずらこねこ』を読みました。時には笑いながら楽しんでくれたようで、読め てよかったです。 入学したのに、まだ1度も担任の先生の普通の授業を受けたことのない1年生です。彼女た ちが早く通常の生活に戻れるといいなと思います。(野田ひかる・学校司書)


2020.5.15

〜『子どもと本』の読者の方々からC〜

休校中に親御さんがどうしても家で子どもをみることのできないご家庭のために、学校でいま、預かりをしています。 その子たちになんとか本を届けたくて、毎日読み聞かせに行っています。広い体育館で、1年生から5年生までの10数人の子どもたちに、あまり距離が近くなってはいけない、飛沫感染の危険を避けて、ということで、マイクを使って『まほうの馬』を毎日少しずつ読んでいます。

今日は、「カマスのめいれい」を読みました。読み終わったあと、1年生の女の子が私のところに来てくれて、「見たい」と言ってくれました。 「いいよ」と言って、本をわたすと、「めんぼうをもったキツネ」を最初から声に出して読んでくれたのです。まだ授業も始まっていないにもかかわらず、ひらがなをそんなにすらすら読みこなせる彼女の力に感動しましたし、読みたいと思ってくれたこともとても嬉しく、彼女の声も耳に瑞々しく、幸せな時間でした。

そして読み終わったあと、彼女が「はやくモペットちゃん借りに行きたい」と言ってくれたのです。「はやく学校がはじまって図書室にいきたい」というのでなく、「モペットちゃん借りたい」と口にしてくれたことで、彼女が、どんなにモペットちゃんのことが好きか伝わってきました。彼女には3年生にお姉ちゃんがいて、その子がよく「妹のために」と、モペットちゃん(『モペットちゃんのおはなし』)を借りてくれていたのを覚えていたので、胸が熱くなりました。
こちらでは、いま、雨がふりはじめて、その雨にぬれて学校の森が緑の色をましていますが、その緑のように、本が子どもたちのなかに息づきはじめている気がします。(柳真子・学校司書)


2020.5.12

〜『子どもと本』の読者の方々からB〜

今年は、中学校1年生の担当となりました。職員の中に3歳の娘さんをお持ちの先生がいらっしゃいます。まだ、数日、一緒に過ごしただけですが(学校は休校になり、生徒は3日くらいしか学校に登校していません。私たちも在宅勤務がふえました。)、外海先生の『ともに絵本のたのしみを』と絵本を6冊選んで、ゴールデンウィークの前にお貸ししました。

連休明け、学校勤務でしたので、「どうでした?」とお尋ねしたら、『おやすみなさい おつきさま』が大好きで、本を入れたバッグをずっと持ち歩いて離さないそうです。彼女自身も、小さいころに読んでもらった本を懐かしく思い出されていました。 しばらく、絵本を手渡すことから離れていたので、私もとても懐かしく、本を選びながら他の絵本も開いてみました。 末の娘をかごに入れ、無理を言ってセミナーに参加させてもらったのがついこの間のようです。 その娘も今年、成人式を迎え、25歳と23歳の息子も就職しました。 山本さんのお話や「子どもと本」を頼りに本を選び、子どもたちに読んでいました。 (K. M.)


2020.5.7

〜『子どもと本』の読者の方々からA〜

文庫をしていた時の本や、わたし個人の本もあるので、小規模ではありますが、本の貸し出しをしています。
いつも販売でお世話になっている保育園さんから、園の子ども達への貸し出し本はあるが、いま学校に行っていない子ども達の本が貸せなくて、とお聞きし、まずは小学校低学年向きの本を送りました。自粛期間が延長されたので、またお聞きして送ろうと思っています。

隣県の保育園・幼稚園も販売でお世話になっているところがあり、同じように送りたいと思うのですが、保護者の方の中には、福岡から送られる物をあまりよろしく思っていらっしゃらない方もあるようで出来ない状態です。
でも、よく知ってある方には直接送れるので、希望の本をお聞きして送っています。前に送った本の中で『ルーシーのぼうけん』を気に入った小2の女の子には、次の便に『ルーシーの家出』も入れました。

店は自粛期間中は閉めていますが、通常営業日は、シャッターを半分開けて在宅しています。入って来てくださる方もあり、ご希望があれば本をお貸ししています。東京よりお子さん3人と帰福してある方がいらして、親子で本を楽しんでいらっしゃるのでお貸ししています。恐縮され感謝されますが、本の力を直に感じ見ることが出来て、私の方こそすべきことの光を見失わずにいられています。(「福岡 子どもの本や」 井上良子)



うちの文庫に不定期に通ってくれている小6の女の子Nちゃんに、続けて本を借りてもらうにはどうすれば良いか考えた結果、「本の福袋」というのを試してみました。私がNちゃんのために文庫の中から本を選んで、福袋のように渡して読んでもらう、というものです。Nちゃんが今まで借りた本、彼女が持っている本を考えて組み合わせました。この機会にいつもは自分で選ばないような絵本や本を読んでみて欲しいなと思います。本当は文庫に来て自分で選んでもらうのが一番良いのですが、やはり今はお互いに会わない方が良いと考え、この方法にしました。あらかじめ打ち合わせた時間に本を入れた袋を私の家の玄関の前に置いて、Nちゃんに持って行ってもらいました。返却本は同じ場所に置いて行ってもらいました。休校延長されたので、ゆっくり家で楽しんでもらいたいと思います。

また、2歳半から小学校高学年までうちの文庫に通ってたくさんの本を楽しんでくれた隣家のMちゃん(現在20歳の大学生)も、いま自宅でオンライン講義を受けている日々ということなので、「この機会に久しぶりに何か読みませんか?」と、うちの文庫の本棚の写真(題名が見えるように)をお母様経由のLINEで送ったところ、『わたしたちの島で』『農場にくらして』『バレエダンサー』を読みたいと返信を下さったので、早速玄関先まで届けました。

都内に住む小1の甥っ子には、絵本を4冊、都内の別の所に住む従兄弟の子どもたち(小6と小1の兄妹)にも5冊、プレゼントとして宅配便で送りました。 それぞれ家庭で楽しんでくれたら嬉しいです!

私は小学校の司書をしているので、来月以降(まだ分かりませんけど)、もし学校が再開したら、安全に配慮しながらどのように学校図書館を運営していこうかと考えています。子ども文庫の会のHPを見ている方、読者の方の中で、現在学校司書をされている方がもしいらしたら、良い方法を教えていただきたいです。(野田ひかる)


2020.5.3

〜『子どもと本』の読者の方々から〜

『子どもと本』第161号に「今、子どもたちには時間はたっぷりあるはずです。それなのに、公共図書館は休館したまま静止しています。人に会えない中、学校に本を読みに行くことができなくなっている方々、文庫をなさっている方々、それ以外の方でも、子どもたちに本が届くような試みをしてらっしゃる方はいませんか。この期間の皆さんがたの工夫を教えていただけないでしょうか」という手紙を添えました。 それに応えてお寄せくださった読者の方々のメールをここに掲載します。
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文庫は4月からリモート文庫(?)にしています。来てくれている子どもたちのお母さんに、文庫の本棚の写真を何枚もメールやLINEで送り、そこから借りたいものを選んで知らせてもらいます。その本を一応消毒用アルコールで拭いて、取りに来てもらった時には玄関先で渡すだけにする――というやり方です。

小さいお子さんを持つお母さんたちの間にも、自粛生活への考え方はいろいろのようですが、やはり文庫として部屋に複数入ってもらうのは、窓を開けたりしても無理かな、でもこの時期こそ本を借りてもらいたい、と迷った末の末の苦肉の策だったのですが、子どもたちは写真を見てさっさと選んでくれたようで、お母さんたちにも、どこも閉まっているこんな時にありがとうと喜んでもらえました。

また、文庫での日の浅い方やお子さんが幼い方は、外にテーブルを出して30冊ほど絵本を並べ、私は離れたところにいる間に選んでもらい、その本を持って帰ってもらいました。たまたまお散歩で小さいお子さんを2人連れてベビーカーを押して通りかかった方が、並べてある本にすーっと近づいて見てくださり、もう少し大きくなったらお願いしますと言ってくださったのも嬉しいことでした。

いつもバスに乗って、わざわざ来てくれる方には、郵送しますとお伝えしてありましたが、ちょうど昨日からパパさんがお休みになり、車を出してくれることになったとのことで、臨時でお貸しすることにしました。その年長さんの女の子も、文庫が大好きで、行くのをいつも楽しみにしている、と嬉しいことをうかがっていました。ので、たくさん借りたいようなのですとのお申し出に、どうぞ何冊でも選んでください、と伝えると、「うさこちゃん」から「雪の女王」「ノルウェーの昔話」まで、惚れ惚れするような25冊の本選び! もうそれだけで、今日はお腹いっぱいなほどの嬉しいことでした。そして、返してくれた本のマルの数を聞けないのは残念と思っていたら、ちゃんとお手紙が入っていて、本人の字で、1冊ずつマルの数を書いてくれていて、「そらにかえれたおひさま」がいちばんおもしろかったよ、とのことで150花マルでした!!!

文庫は、また自粛の期間が延びたこともあり、もうしばらくこの形か、他の方にも知恵を借りようかなと思っていたところだったので、青木さんからこのようなお声かけをいただき、重ねてありがたいです。(高野美樹)



お隣からは、本を渡したその日のうちに、車でお孫さん(都内)に届けました、というラインをもらいました。(「子どもと本」にはさんだ手紙追伸に書いた、お隣さんのお孫さんのために、本を貸してあげた方です。)
昨晩、ちょうど「ムギと王さま」を読み終えたところです。
子どもに読むのではなく、自分の為に自分のペースで読むと、心の中がホッとして、周りが穏やかな感じになり、満足感に包まれたまま眠ることができていました。(2日前に寝違えで首を痛くし 寝ながらあの本を持ち上げて読むのは大変でしたが…)
いつもは時間に追われいますが、今、不自由な生活の中で、自分の為に楽しむ時間が取れることはありがたいと思っています。

今、「子どもと本」を1号から読み直しています。その時その時のことが思い出されます。
1993年ごろイギリスで文庫をやっていて、その仲間から、絵本を読んでくれる方がいるから来ない? と誘われたのが、矢野さんとお会いしたきっかけです。それから、私が日本に一時帰国すると話すと、矢野さんが、ぜひセミナーに行ってらっしゃい、と提案してくださいました。日本でお電話すると、山本さんからは1回だけでは駄目です、と言われたのにも負けず参加したのを思い出します。

その後1号から「子どもと本」を購入し、遠くイギリスからリストにあがっている本を姉に頼み送ってもらいました。今のようにインターネットがない時代です。その本が届くのが親子で楽しみでした。あの黒なき鳥の声を聞きながら、いつまでも明るい夏の夜、ベッドの中で子供達に本を読んだり、冬は長い長い暗い夜にゆっくりと時間をかけて読んだことを思い出しました。

しかし、今思えば、その時は子どもに良い本を読んであげたいという気持ちが強かったような気がします。もちろん子どもと共に私も一緒に十分楽しみましたが、自分がどこまで楽しんでいたのでしょうか。今、自分のために「ムギと王さま」を読み終えたとき、そんな気がしました。

子ども文庫の会のセミナーに参加し絵本を読んでいただくようになり、子どもの成長の速さではなく、自分の老いていくスピードに合わせて本を読んでいく時間ができました。「子どもと本」を読み返して、以前は何もわからず読んでいたところも、今頃になってやっと納得しているところです。

現在活動している図書館でのお話会では、なかなか楽しい本ばかりは読めません。そして今この様に閉ざされてしまうと、何か自分でも出来ることがないかと考え始めています。「子どもと本」を読み返し、皆さんがそれぞれ考え、活動している足跡を読んで刺激も受けました。まだまだ力不足ですが、地元で絵本の会を立ち上げようかと思い始めています。どうなるかわかりませんが、コロナが収束した後にまで、この熱があればと意気込んでいます。(幣原裕子)



お手紙を読み、さっそく1か月会っていない孫たちに絵本を送りました。身内でどうする!と思いますが、できることからですね。みなさんのお知恵をまたお伝えください。(清水実佐子)


2020.4.30

「子どもと本」第161号を発行しました。こんな時にいちばん読んでもらいたい
本は? と考えてまず思いついたのは、ファージョンの本でした。そこで今号は
『ムギと王さま』発行の翌年、その瑞々しさを誠実に伝えようとする米国の司書
フランセス・クラーク・セイヤーズ女史の文章を巻頭に揚げました。セイヤーズ
は当会のパンフレット『ウォルト・ディズニーの功罪』の書き手でもあります。
「リストに加えたい絵本と本」の項に、ローズマリ・サトクリフの本を2冊取り
あげたので、その後に、サトクリフの「歴史は人びと」という文章を載せました。
今号から、ロジャー・ランスリン・グリーンの『北欧の神話』を連載します。
皆さまがこの時期をお健やかにお過ごしになれますように。


2020.4.9

緊急事態宣言下ですので、すべてのセミナーをとりあえず5月2日まで中止します。
再開の時期は、状況の変化を見て決めていきます。
4月20日から始める予定だった初級セミナーは、5月の状況の予想がむずかしいの
で5回とも中止にします。次回の初級セミナーは9月から始めます。
本を楽しむセミナーですから、本来はこんな時こそ必要ですが、外出自体がむず
かしいので、今月初めからのセミナー中止をとりあえず5月2日まで延長します。
手強い相手との長期戦ですが、こんな状況でも楽しみを見つける能力を最大限に
発揮して乗り切りましょう。子どもの本に関するご相談など、ご遠慮なくお問い
合わせくださいませ。


2020.4.1

外出することが、3月よりもむずかしくなってきましたので、
4月は14日までのセミナーを休みます。
その後のことは、これからの様子を見ながら決めていきたいと思います。
1日も早く、皆さんと心置きなく本を楽しめる日が来ますようにと願っています。
どうぞ慎重に、かつ、なるべくゆるやかな気持ちでいらっしゃれるよう、心の栄
養を欠かさずにお過ごしくださいますように。


2020.1.30

「子どもと本」第160号を発行しました。いつも関心をお寄せくださる皆さまのおかげで、何とかかんとか第160号となりました。ありがとうございます。巻頭 は、前号にはさんだ手紙に応えてお寄せくださった、読者の方々のお便りです。子どもたちとともに本を読んでらした様子を、さまざまな立場から具体的に書い てくださってます。
 現在、あるグループとともに『少年キム』を読んでいて改めて感服したので、ローズマリ・サトクリフが書いた「ラディヤード・キプリング」を、特集記事と して載せました。『ジャングル・ブック』『少年キム』を愛したサトクリフです。


2019.12.23

2020年2月15日(土)16日(日)の2日間、不定期のセミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:30です。
内容は、
15日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:30を通して、アーディゾーニの絵本
16日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:30を通して、北欧神話 第4回
                11月に続いての第4回目になりますが、第3回目までにいらしていな い方でもどうぞ。

参加費:午前午後を通して参加の場合、5,000円
    (午前か午後、どちらかだけの参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。


2019.10.25

「子どもと本」第159号を発行しました。巻頭記事は前号までの「可能性の余地  第2部・司書」のつづき「第3部・子ども 第2章 世界をつないでいる輪」で、最終章になります。アン・キャロル・ムーアへのオマージュで始まったこの本は、最終章もムーアへのオマージュで閉じられています。これとは別に、今号には、ドーレア夫妻が1940年に『エイブラハム・リンカーン』でコルデコット賞を受賞したときの受賞スピーチを掲載しました。偶然ですが、夫妻を子どもの本の世界に招いたのもムーアであったことが言及されています。


2019.10.20

11月16日(土)17日(日)の2日間、不定期のセミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:30の午前午後です。
内容は、
16日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:30を通して、歌の絵本とクリスマスの絵本を読んでみたいと思います。
17日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:30を通して、北欧神話を読みます。8月の続きになりますが、8月にいらしていない方でもどうぞ。

参加費:午前午後を通して参加の場合、5,000円
    (午前か午後、どちらかだけの参加の場合は、3,000円)
どなたでもお気軽にご参加ください。
ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。


2019.7.26

「子どもと本」第158号を発行しました。巻頭記事は前号までの「可能性の余地  第2部・司書」のつづきです。今回は、ストーリーテリングについて。吟遊楽 人や抒情詩人が放浪していた時代の、語り手と聴き手が共に心を高鳴らせたその 場に思いを馳せ、それに準ずる、図書館での濃密な語りの時間の事例を挙げてい ます。連載していた「ジンジャー・パイ」は最終回です。


2019.7.25

8月24日(土)25日(日)の2日間、不定期のセミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:30の午前午後です。
内容は、
24日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:30を通して、 伝記の絵本を読んで考えて みたいと思います。
25日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:30を通して、 北欧神話を読みます。5月の 続きになりますが、5月にいらしていない方でもどうぞ。
参加費:午前午後を通して参加の場合、5,000円
    (午前か午後、どちらかだけの参加の場合は、3,000円)
平日のご参加がむずかしい方など、どなたでもお気軽にご参加ください。
その他、ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。


2019.4.26

季刊誌『子どもと本』第157号を発行しました。巻頭記事は前号の「可能性の余 地 第2部・司書」のつづきです。今回は、思春期の少年少女の心に残るものは?  についてです。ヤングアダルトという呼び方のなかった時代ですが、内容は古くなっていないと思います。大人にわかりにくい点を探っています。


2019.4.25

5月25日(土)26日(日)の2日間、不定期のセミナーを行います。
時間は、10:30〜12:30と、14:00〜16:30の午前午後です。
内容は、
25日(土)10:30〜12:30と14:00〜16:30を通して、 キャスリーン・ヘイルの絵本を読みます。
26日(日)10:30〜12:30と14:00〜16:30を通して、 北欧神話を読みます。
参加費:午前午後を通して参加の場合、5,000円
    (午前か午後、どちらかだけの参加の場合は、3,000円)
平日のご参加がむずかしい方など、どなたでもお気軽にご参加ください。
その他、ご不明の点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。


2019.1.25

季刊誌『子どもと本』第156号を発行しました。巻頭記事は前号の「可能性の余地 第2部・司書」のつづきです。20世紀初頭に活動を始めたアメリカの子どものための司書。その先駆者たちの薫陶を受け、その情熱を知っている著者は、現在にも未来にも不安を抱きながらも、司書次第で灯る一条の光を求めて、これからの50年を見晴るかして、子どものための司書の目的、存在意義を語ります。


2018.12.3

新刊「ぼくは なにいろの ネコ?」は、こちらで把握している範囲では、以下の書店に届いています。
・子どもの本や(東京都杉並区阿佐谷南)
・子どもの本や 福岡(福岡市南区長丘)
・子どもの本箱(神奈川県足柄上郡大井町)
・絵本の店 星の子(東京都大田区石川町1-26-8 TEL:03-3727-8505)
・よちよち屋(相模原市南区松が枝町9-21)
・教文館 ナルニア国(東京都中央区銀座4-5-1 教文館6階)
もちろん、お近くの書店でも注文していただけますし、直接、こちらからお送りすることもできます。


2018.10.26

子ども文庫の会の新刊「ぼくはなにろのネコ?」【新刊のお知らせ】
12月1日発売!
『がちょうのペチューニア』『ぼくはワニのクロッカス』などの文章とさし絵、 『しろいゆき あかるいゆき』『ちゃぼのバンタム』『ごきげんならいおん』の さし絵など、数多くのすぐれた絵本で子どもたちを楽しませてきたロジャー・デュ ボアザンは、絵本つくりの過程で色分解を工夫したり、色鮮やかなコラージュな どのさまざまな技術を駆使する画家です。70代にさしかかったデュボアザンが、 この世界がどんなに美しい色が混ざりあってできているか、その不思議さを心をこめてわかりやすく子どもに語りかけています。


2018.10.26

季刊誌『子どもと本』第155号を発行しました。巻頭記事は、前号の巻頭記事 「母とわが子たちと本と」の著者スーザン・ヴィガーズの母である、ルース・ヒ ル・ヴィガーズの著作「可能性の余地」の中の第2部「司書」です。1964年の著作ですが、50年以上前であることを感じさせません。その子だけの魔法の呪文を 手渡すことができるかもしれない――子どもの可能性を引き出す――司書という 仕事の本質を語っています。


2018.07.27

季刊誌『子どもと本』第154号を発行しました。巻頭記事は、ホーン・ブック・ マガジンの編集長を母にもつ著者が、母から受け継いだ本と本に関する思い出を 自分の子どもたちに手渡していく日々を描く「母とわが子たちと本と」です。


2018.04.27

季刊誌『子どもと本』第153号を発行しました。巻頭記事は、センダックの絵本 『わたしたちもジャックもガイもみんなホームレス』を詳細に読んでいく、ジェ イン・ドーナンによる「あぶないこの世へ」です。大人にとっては難解な『わたしたちもジャックもガイもみんなホームレス』を、この記事に導かれて詳しく読んでいくことで、絵をよく見る、ということの好例を体験できます。



子ども文庫の会のセミナーのお知らせ


12月のセミナー



※2024年1月スタートの初級セミナーの日程はこちら

   1日(日) 10:30〜16:00 「不定期セミナー 北欧神話」
  2日(月) 10:00〜12:00 「初級セミナーE ファンタジー」
  5日(木) 10:00〜12:00 「絵本 E」
  6日(金) 10:30〜12:30 「センダックの絵本 B」
  7日(土)   9:45〜11:45 「絵本を楽しむ会」
  9日(月) 10:30〜12:30 「絵本 F」
14日(土) 10:00〜12:00 「絵本 B」
16日(月) 10:30〜12:30 「絵本 D」
19日(木) 10:30〜12:30 「絵本 A」
20日(金) 10:30〜12:30 「I・B・シンガーの本 『モスカット一族』」
21日(土) 10:30〜12:30 「センダックの絵本 C」
22日(日) 10:30〜12:30 「ファンタジーA 『指輪物語 2』」
23日(月) 10:30〜12:30 「ファージョンの本 『リンゴ畑のマーティン・ピピン』」
25日(水) 10:00〜12:00 「絵本 C」
26日(木) 10:30〜12:30 「センダックの絵本 A」
27日(金) 10:30〜12:30 「萬葉集」
    
    
    

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